指導主事物語 〜教育委員会に身を置いて〜

指導主事 英語教育担当 大変だけどおもしろい

2019-01-01から1年間の記事一覧

学校訪問ではない授業参観を見つけた。それはビデオ参観。

指導主事として、学校訪問して授業参観し、指導助言をする。これはどこでもやっている。 しかし、当然それなりに時間がかかる。もっと効率よく授業を見る方法はないだろうか。あった!動画を録画してもらい、校長の許可のもと、こちらでそのデータを見ること…

研究指定校の打ち合わせに行ってきた

ここの校区の先生はすごく意欲があり、前向きだった。定時の5時になってもなかなか帰らない。ずっと色々と喋っている。校長への不満などネガティブなものではあったが、現場はそんなものだ。すごく活気がある、あまり見かけない雰囲気だった。結構校区の会議…

今年度の市の公開研に向けての話 その二

事前研として、授業を初めて見た。 英語で指示等は十分。うちの自治体はさすがにそこについては概ね合格だ。 生徒の顔が学びになっていない。7人ほどが冒頭からうつろ。授業自体は淡々と進んでいる。 基本、マネジメントに根本の原因があった。リキャストさ…

今年度の市の公開授業研に向けて

一月下旬に、市の公開研究授業が行われる。どこの市でもこの時期あたりに各教科等であると思う。 私のここでの担当は小学校外国語部なので、本来は小学校で行われる研究授業の指導助言にあたるのだが、色々あって中学校のほうに変わった。 月一で行われる指…

初任者の授業参観

ある小学校の初任者訪問。年間2回行われる。音楽の授業。 一言で言うととてもよかった。前回も良かったが今回もよかった。講師で10年以上している先生。ある種もうベテラン。でもものすごく謙虚。心配になる程謙虚。私とは対局で心が洗われる笑。 雅楽の授業…

教育にビジネスの論理を。

見出しの通り。こんな風に書くと、嫌悪感を抱くひともいるかもしれない。教育はビジネスじゃない、と。 そんなことは当然わかっている。でも、実際教育にはビジネス的な領域がある思う。ビジネスと言ったらあいまいかもしれない。教育には〇〇経営、という言…

これからの教育業界で起爆剤となるジャンルがある。

これはズバリ、インストラクショナルデザイン 。 知ってる人は知ってるかもしれないが、まだまだ当然のように認知されていない。 これがすごい。眼から鱗としか言いようがない。 今私も勉強中だから大したことは語れないが、私の自治体においてこれを本格的…

地味な営業が身を結ぶ。

研究色が一切ない大規模校がもしかしたら変わるかも。という話です。 もちろんこれは、そこの校長の采配が大きいのではあるが。もともとは、その学校には初任者が3人。ボクがたまたま担当。近々、初任者の代表授業がある。それにまさかの3人が立候補。結果的…

研究授業、校内研、行ってきました。

1回目の授業参観むちゃくちゃ、2回目はT2で入らせてもらい、児童と関わりながら、先生の授業のテンポの悪さにやきもき。そして本番、授業研。 入ってびっくり。子どもたちが全く違う!全然前と違うやん!という印象。とてもうれしかった。 前の打ち合わせで…

ある小学校の研究授業、校内研講師として。

今度行く小学校、研究授業をするクラス、授業成立していません。 最初教室入った時、「先生誰ですかー?」から始まって、自己紹介した矢先、「僕たちの担任と英語変わってください!」と一言。 んー、関係性もかなり悪い。 管理職、研究部担当者はちゃんと分…

CAN-DOリストを踏まえた授業づくりの研修に向けて

もともとは小学校対象の研修だった。 だが、中学校英語科教員も急きょ対象にしてもらった。中学も絶対分かっていないと確信したから。少なくともウチの自治体については。 そして去年まで現場にいたワタシも分かってなかった。無知であった分、キャンドゥな…

関係ないのですが誰か教えて欲しいです。

読んでくれてる方が基本2、3人なのですが、定期的に20-30になることがあります。なぜ??そしてまたゼロ人になる笑。 こう言うブログにはうといのでとても謎です。。どなたか理由を教えてくれるとうれしいです。。

モデル校訪問。勝負の1時間。

我が自治体、というか一般的にどこの自治体もあると思うが、モデル校に指定している学校がある。全部で今年度は6校(校区で取り組んでいるところもある)ある。 現状としては、それなりに取り組んでもらってはいるが、一言で言うと中途半端である。7年前くら…

教育課程特例校は今年度まで

我が自治体として、検討した結果、英語教育に関連する特例校は今年度までとなった。現在において二校だったが、任務終了ということで終わる。 結果的にボクの意向通りになってよかった。小学校で外国語科になることで先行実施をしてきたのがそもそも。 ただ…

これからの英語教育者が目指すこと

それはSLA。 第二言語習得理論だ。 それに関係する教授法、TESOL系だ。 正直自分もまだ初心者であり、勉強し始めたくらいなので専門的に語れない。 でも17年英語教師をしてきて、数年前から思っていた。自分も含めて、英語教師、て教える方法が全て自分の経…

この時期そろそろ来年度の予算、計画を立てる時期、という話。

正直よくわからない。 でも今年度のようなこんな計画ではダメだということは分かる。とても感じながら仕事をしている。見通しがほぼないまま、だましだまし進めてきてる感じ。 英語教育担当として一応考えているのだが、第一はALT問題。予算がない。課題も多…

指導主事は意外と休みをとれる、という話

ここで言う働き方改革は「休暇を取ること」に限定する。 一言で言うと、現時点では、かもしれないが、明らかに休みを取れる。意外に多く取れる。なぜなら個人で仕事をすることが多いから。 つまり、個人で仕事をうまく回すなら自由に休んでね、ということで…

新学習指導要領のすごさ

ある大学の先生と親しくしていて、その先生からメールで「やっぱり学習指導要領の読み込みが大事」とあった。自分もある程度読んできたつもりだったが、指導主事になって、読み込みがまだまだだ、と実感。なによりもそれについて話をしたりすることが本当に…

学会報告。

2日間の学会に行ってきた。全国大会である。 さすがに豪華な顔ぶれ。得るものも大きかった。 中学校、これから本腰を入れるぞ。山田調査官もすごくアツい想いを締めとして語ってくれた。ああ言う方が中学英語のトップにいてもらっているのはうれしい。 菅先…

初任者研修にて。

私は初任研の担当ではないが、状況によってもちろん業務が入る。 今回の業務は指導案を作る、というもの。英語と社会、全員で7名。それが自分の担当人数。 今は単元で指導案を考えるのが基本。しかし、普通の教員でも我が自治体は恥ずかしながらできていない…

上司のことを我が自治体は上席と呼ぶ

私はあまり馴染みがなく、非常識なやつと思われるかもしれないが、そう言う言い方が普通になっている。 企業に勤めていたころは上司、だったのになあ。 ところでその上席と1ヶ月前ほどぶつかった。 色々腹がたつことがたまりたまっていた。諸先輩方からは、…

校内研究授業が入りました!

小学校、6年です。外国語。ヒアリングにこの前行ったら、相当しんどいクラスみたいでした。授業者は飛び込みで今年度来た先生、9年目だそうで、もう十分中堅教員。子どもはどうかといえば、もともと「芽」はあったとはいえ、ここに来てふきとんでいるらしい…

校内研

校内研の講師はとてもおもしろい。少なくとも今のところはとても面白い。と言ってもまだ一回しか経験していないが笑。 センターの研修ももちろんある。これはこれでおもしろい。これは違う機会でいうが、少し質が違う。校内研は、当たり前だがその学校のニー…

校長会

学校で働いていると、よく校長が「今日は校長会なので」とか「教頭会で一日いない」とか言っていたからもちろん存在は知っていたが、中身はよくわかっていなかった。 校長会とは一体何か?私が経験したイメージで言うと、月に1回の職員会議だ。 ここでなにを…

起案から始まる全ての業務とその流れ

何をするにしても起案。つまり上席の決裁。これはまあ企業では普通。ルーティーンといえばルーティーンだが、起案が複数になると頭が痛く混乱する。 一連の流れはこうだ。 起案という処理をする。例えるなら企画書の表紙を作る。事務作業だが、ある程度文言…

行政の「洗礼」

ようやく1ヶ月終わった。まあ、学校現場はこの時期どこの誰もがものすごくバタバタだ。 行政も同じく、バタバタだ。プラス、さすがに指導主事一年目となるとそれに「全てが初めて」になる。まあそれも言ってみれば企業の新入社員も同じではあるが。 新入社…

指導主事、ハンパねぇ。

4月1日、初出勤。そして怒涛の1週間が終わる。 全てが新しい。転職したかのよう。 「あなたたちはもう教師ではない。行政の人間なので」というフレーズ。分かってたつもりではあったが、かるーい衝撃。 自分の配属は教育センター。つまり超簡単に言うと、自…

指導主事の仕事としての下準備

民間三年、教員十七年のノウハウはある。でも指導主事の仕事は文字通りイチから。初任に戻ったようで新鮮だ。真っ白の状態。学ぶということの楽しさを改めて感じる。 とにもかくにも最初にすることは引き継ぎ書類の熟読。文字通りの熟読である。アンダーライ…

さあ、指導主事、始動。

明後日から新年度。自分は教育センター、と一般的に言われるところに配属が決まった。ここの主な業務は、研修担当。人材育成の領域に近い。そしてメインは英語教育である。さらに担当は自分一人。これはつまり、私の自治体の英語教育の将来は、私が全て握る…

「教育界のGAFA」に、オレはなる!笑

「教育界のイチロー」を自己満で目指し、半年前からさらなる野望をアップデートした。それがタイトルのフレーズ。特に自分の中でアツいのはやはりAmazon。Amazonはすごい。すごすぎる。そして怖ささえ感じるほど。書籍を読んでいるとヤバすぎてアドレナリン…