指導主事物語 〜教育委員会に身を置いて〜

指導主事 英語教育担当 大変だけどおもしろい

今年度の市の公開研に向けての話 その二

事前研として、授業を初めて見た。

 

英語で指示等は十分。うちの自治体はさすがにそこについては概ね合格だ。

 

 生徒の顔が学びになっていない。7人ほどが冒頭からうつろ。授業自体は淡々と進んでいる。

 

 基本、マネジメントに根本の原因があった。リキャストさせてない、グループワークは基本放置、など、まだまだ自覚できてないところがいっぱい出た。

 

ただ、逆にものすごく伸び代を感じた授業だった。この先生とこの生徒たちなら本番、とてもよいものになる、と直感した。

 

結果的に、もちろん授業者に敬意を評しながら、褒めるところは褒めながら、指摘事項は全て言うことにした。

 

 やはりこの先生はすごかった。全てを素直に受け入れ、逆にスイッチが入ったようだ。

「早速試してみたいです。」

 

素晴らしいマインド。ここを本番の協議でも伝えよう!そう思った。

 

授業後に、できたらビデオを数本撮って、また見せてもらえるとフィードバックできるし、などいろんな注文をつけてみたが、その夜に早速メールが届いていた。それも長文で。あの後改善してみたがうまくいかなかったところありながら、生徒の振り返りが変わった!と。

 

本番までまだまだ日がある。まだビデオを見せてもらうことにした。本当に楽しみである。我が自治体の中学校英語に風穴を開ける第一歩にしたいな。