指導主事物語 〜教育委員会に身を置いて〜

指導主事 英語教育担当 大変だけどおもしろい

初任者の授業参観

 ある小学校の初任者訪問。年間2回行われる。音楽の授業。

 

 一言で言うととてもよかった。前回も良かったが今回もよかった。講師で10年以上している先生。ある種もうベテラン。でもものすごく謙虚。心配になる程謙虚。私とは対局で心が洗われる笑。

 

 雅楽の授業だった。全く雅楽なんてわからない。でも、各楽器にフォーカスして聞いていく。児童たちは時間が経つにつれて没頭していく。授業がうまい。

 

ただ、1回目を受けての2回目。褒めてばかりでは意味がない。

 

結局は、学習目標をどう達成するか。これに尽きる。今回もある程度良いところまでいっていたが、何をもって味わったのか、親しんだのか、がわからないまま、「少しは身近に感じたよね」とゴリ押しして終わってしまった。もったいなかった。

 

気づかせたいと思いながらも、結局は先生が説明してしまっている。そこをもっと掘り下げればさらに素晴らしい授業になっただろう。

 

何にせよ、良い授業だった。あくなき追求をする先生に出会い、嬉しい気持ちになった一日だった。