指導主事物語 〜教育委員会に身を置いて〜

指導主事 英語教育担当 大変だけどおもしろい

地味な営業が身を結ぶ。

研究色が一切ない大規模校がもしかしたら変わるかも。という話です。

 

もちろんこれは、そこの校長の采配が大きいのではあるが。もともとは、その学校には初任者が3人。ボクがたまたま担当。近々、初任者の代表授業がある。それにまさかの3人が立候補。結果的に1人だけになるのだが。

 

あなた、何を吹き込んだの?

 

とセンターで周りに言われ少し盛り上がる。私としては特にまだなにもしかけていないが、それなりに訪問の際アツく語った意識は少しある。素直に嬉しいことだ。

 

その時の初任者の授業参観の時に、校長になんかあったらいつでもセンターの僕らがバックアップするんで授業改善する機会あったら呼んでください!と言っていた。校長も、今までのセンターはそういう姿勢ではなかったこともあり、意外そうだった。

 

え、ほんまに?言うたら来てくれるの?

 

みたいな。

 

そこには前年度からそこに赴任してきたボクの仲間がいる。英語科のホープの1人だ。そして今年度、新たにボクの元仲間(同僚)がそこにきた。なんと言う巡り合わせ。みんな授業が好きなメンバー。初任者も前向き。

 

というわけで、着実に進んでいた。なんとここは、今年度来た校長の采配で、六月に校務分掌を変えたのだ。学校改善のために。なかなか強引ですごいこと。

 

楽しみだー。

研究授業、校内研、行ってきました。

 1回目の授業参観むちゃくちゃ、2回目はT2で入らせてもらい、児童と関わりながら、先生の授業のテンポの悪さにやきもき。そして本番、授業研。

 

 入ってびっくり。子どもたちが全く違う!全然前と違うやん!という印象。とてもうれしかった。

 

前の打ち合わせで、「あの子たちはやったらできる。全然問題ない。課題は色々あるかもやけど、全て教師のマネジメント次第。みんな先生に構って欲しいだけです。」と言ったことがより説得力を増した。

 

担任と子どもとの関係が切れてるかと思いきや、子どもはもっと先生と繋がりたいだけ。でないと本番あんな姿にならない。多少のさんどさは見えても、一見普通のクラスに見える。

 

終わってから数人、男女ともに、「今日全然違うやん笑!みんな頑張ってたな」とほめた。女子は苦笑い、はにかみ。男子は「やろ?」とほめて欲しそうに。

 

授業中も、ほめまくれる場面がいっぱいあったのに、残念ながら全スルー。そういうところなんですよね、、と校長。協議ではそんな話はあえてせず、いいところを見つけてほめた。少し厳しめに言えば、前とそれほど授業の質は変わっていない。でも全然違う授業に見えた。なぜか。

 

子どもの態度が全然違ったからだ。

 

校内研では、レクチャーよりも実技、模擬授業形式でほぼ実施。やはり、この方が現場の先生には入る。レクチャーしだすと寝る笑!具体的に見せるのがいちばんだ。

 

また学校に来てください!また呼びます!と校長、担当者は言ってくれた。「現場よりの指導主事やねー!!」と校長もリップサービスしてくれた。そらー、17年、超しんどい学校でふんばってきた時代もあったからね笑!!役に立つ、って嬉しいです。やっぱり。

 

 最後に、授業者には「授業技術より、もっと子どものお姉ちゃんになってあげて。今センセにたりないのはまずそれです」と言った。まだまだ入っていない様子だったが、あえて言った。頑張れ、先生。クラスの子どもたちのために。お疲れサマでした!

「現場ファーストの指導主事」をベースにこれからも頑張るぞー!

 

以上です!

 

ある小学校の研究授業、校内研講師として。

今度行く小学校、研究授業をするクラス、授業成立していません。

 

最初教室入った時、「先生誰ですかー?」から始まって、自己紹介した矢先、「僕たちの担任と英語変わってください!」と一言。

 

んー、関係性もかなり悪い。

 

管理職、研究部担当者はちゃんと分かっていた。その先生の関わり方に課題がある、と。すぐに「切って」しまうタイプ。つまり、今までは基本センセの言うことを書く学校で働いていた。でも今は地域的に厳しいところ。つまりそんなこども達に対応できていない先生なのである。

 

ここからが問題。現場にいた時なら、そういう話をしたり、時には厳しめにアドバイスしたりするが、指導主事となると。。ほぼ初対面。厳しか行ってプラスになるとは限らない。かといって「あの人はダメだ」とそれこそ切ってしまっても仕事にならない。別にボクをリスペクトしてるわけでもないからなんでも指示が通るわけでもない。

 

こーゆー時はどーしたらいいんだろう。。

 

2回めの訪問は、打ち合わせの結果、T2で入ることにした。あくまでもサブだから大きく影響しない。授業のマネジメントが全て悪すぎてヤキモキする。でも仕方ない。T2あるある、だ。たぶん、TTをしてても何も学ばなかったんだろなあ、、とも思いながら終わる。

 

次の訪問が研究授業。どうなるか、。大した手立ても打てないまま、結果はまた次回に。。

 

 

CAN-DOリストを踏まえた授業づくりの研修に向けて

もともとは小学校対象の研修だった。

だが、中学校英語科教員も急きょ対象にしてもらった。中学も絶対分かっていないと確信したから。少なくともウチの自治体については。

 

 そして去年まで現場にいたワタシも分かってなかった。無知であった分、キャンドゥなんていらん!と思っていた。

 

いやー、無知は罪ですね💦ダメです、ホンマに。

 

文科の書類、読み込めばとても大事なことが改めて分かる。東京外大の根岸先生のテストに関する本も買ったが、そこにもわかりやすくなっていた。

 

みんな分かってない。ボクも分かってなかった。だからこそ研修で分かってもらう。今準備中。でもダラダラ講釈並べても寝てまうからなー。そこは工夫ですよね。それをずっと考え中。中学校、果たして忙しい中、何人来るかなあ。。

 

実施後、結果報告いたします!

 

 

 

関係ないのですが誰か教えて欲しいです。

 読んでくれてる方が基本2、3人なのですが、定期的に20-30になることがあります。なぜ??そしてまたゼロ人になる笑。

 

こう言うブログにはうといのでとても謎です。。どなたか理由を教えてくれるとうれしいです。。

モデル校訪問。勝負の1時間。

 我が自治体、というか一般的にどこの自治体もあると思うが、モデル校に指定している学校がある。全部で今年度は6校(校区で取り組んでいるところもある)ある。

 

 現状としては、それなりに取り組んでもらってはいるが、一言で言うと中途半端である。7年前くらいから当時のセンター所長発信で取り組み出した施策だが、はっきり言って、直接携わっている私たち指導主事もう形骸化してると感じている。

 

色んなくだらない事情で、センターから強いリーダーシップも発揮できない。じゃあこんなことするなよ、と言う話は私たちウチワでは出ているが、現状難しい。

 

私は英語担当で、モデル校の担当としては英語に特化した校区が二校区ある。そのうちの一校区が大規模校で、思うようにすすんでいない。

 

ただ、これは必ずしもその学校が悪いわけでは全くない。センターの働きかけが実質なかったからだ。前任者が悪いわけでもない。英語担当は1人。小中全59校ある中でそこまで回らなかったのが実情。

 

私としてはなんとかしたかった。地味なやりとりをしながら、そこの核になる英語の先生に働きかけて、先日学校訪問。英語科全8人集めてもらって、モデル校としての方向性を聞いてもらった。

 

進んでる自治体は普通のことかもしれないが、ウチとしては、イチ指導主事が、学校のイチ教科会を臨時で組んでもらい話をするというのは異例。というか初めてだと思う。

 

だからベテラン数人は最初ものすごく警戒していた。「センターのやつがなにを言いに来たんだ」という雰囲気。でも、自分の言葉と想いをそのまま素直に話し、ボクもできるだけのことはする!だから一緒にやっていってほしい、というような話をしていったら、結果としてはすごく好感触だった。

 

やはり直接先生方と繋がりを持たないとなにも始まらない。ウチの姿勢としてはそこが足りない、と思っている。

 

これから具体を進めていく。どこまでできるか楽しみだ!

教育課程特例校は今年度まで

我が自治体として、検討した結果、英語教育に関連する特例校は今年度までとなった。現在において二校だったが、任務終了ということで終わる。

 結果的にボクの意向通りになってよかった。小学校で外国語科になることで先行実施をしてきたのがそもそも。

 ただ、もうこの段階おいて大した成果はない。先進的なところは特例校にして、例えば小学校一年生から英語を教科にして研究を進めている。

 残念ながら我が自治体はそこまでのレベルではない。もっと他にするべきことがある。

 

各校長に事前にアタリをとっておいた。そのとき両校長も「もういいだろう」という話もあり、スムーズだった。

 

 ただ、国に出す書類はなかなか面倒だった笑。来年度廃止に向けての同意書をもらいにもいった。ハンコもらうだけだけど仕方ない。ただ、そこで校長と雑談するのも楽しいし、大事だと思う。

 

46歳、このような立場になって初めて思うが、人脈って大事な笑。この4ヶ月で、めちゃめちゃ多くの人に会っている。「こいつ誰?何者?」から「ああ、この間はどうも」になり、この辺から少しずつ会えば笑顔になり、「ひとつ相談があるんですけど」になり、「いやあ、今日の研修は良かったよ!ありがとう」みたいになっていく。

 

変な話だが、顔と実力を打っていかないと話にならない。別に会社の営業マンじゃないからそんなことしなくても給料に影響ないが、わたしにはやりたいことがある。それをしていくためには、まず私という存在を認知してもらわないと。

 

じみーーーだが、自分なりには少しずつ進んでいるつもりだ^_^

 

そんなこんなで、ようやく提出できる。また一つ仕事を片付けたなっ^_^