指導主事物語 〜教育委員会に身を置いて〜

指導主事 英語教育担当 大変だけどおもしろい

これからの英語教育者が目指すこと

 それはSLA

 第二言語習得理論だ。

 それに関係する教授法、TESOL系だ。

 

 正直自分もまだ初心者であり、勉強し始めたくらいなので専門的に語れない。

 

 でも17年英語教師をしてきて、数年前から思っていた。自分も含めて、英語教師、て教える方法が全て自分の経験則であり、なんの根拠もない。つまるところ、「私はこうして英語を勉強してきた。だからあなたちもそうしなさい」の領域を出てない。

 

 SLAのことを学べば学ぶほど痛感する。例えば中1で習う三単現のsが、言語習得的には、進行形よりも、過去形よりももっと後に身についていくのことを、どれだけの教員が知っているだろう。「あれだけ教えても全然分かってない」という先生がどれだけ多いだろう。こんなのはSLA的には序の口の知識なのだ。

 

 「我が自治体の英語教員は第二言語習得についてある程度は、基礎的な知識くらいは学んでいて、それらを実践に移しています」と言えるような施策をうってみせる。これから少しずつ。

 

確か岡山県はそのような動きをしていたような。やってるところが出てきている。これからは理論と実践の時代だ。そのためにはまず自分が実験台となり、学ばないといけない。頑張ります!!

この時期そろそろ来年度の予算、計画を立てる時期、という話。

 正直よくわからない。

でも今年度のようなこんな計画ではダメだということは分かる。とても感じながら仕事をしている。見通しがほぼないまま、だましだまし進めてきてる感じ。

 

 英語教育担当として一応考えているのだが、第一はALT問題。予算がない。課題も多い。どうするか。

あとは絶対したいこと。これが私の中のキモ

の施策。それは全学年の英検的な受験。予算がないからIBAでもいいと思っている。さいたま市の事例を真似て2年ではGTECにしたい。でも予算はない笑。

 

んー、、 もう少し考えてみなければ。

指導主事は意外と休みをとれる、という話

  ここで言う働き方改革は「休暇を取ること」に限定する。

 一言で言うと、現時点では、かもしれないが、明らかに休みを取れる。意外に多く取れる。なぜなら個人で仕事をすることが多いから。

 つまり、個人で仕事をうまく回すなら自由に休んでね、ということである。

 

 もちろん自分なりに工夫してるから、ということもあるが、学校現場に比べると明らかに休める。ただ、夏休みみたいな期間は行政はない。人によっては現場の方が美味しい、と思う人もいるかも。

 

 というより、教師多忙、とよく言われるが、民間であんな期間はないぞ。それを当然と思わない方が良いと思う。教員によっては海外旅行に行ったりする人もいる。民間ではまず無理なこと。こんなことができるなら、多少忙しくても、と思ってもよいのでは?私は昔からそう思っていた。民間も経験してるから余計に思う。みなさんはどうだろうか。

 

結論。指導主事は、意外と休める。その意味でも人生を楽しめる。みんな指導主事になって教育を変えよう!!^_^

新学習指導要領のすごさ

 ある大学の先生と親しくしていて、その先生からメールで「やっぱり学習指導要領の読み込みが大事」とあった。自分もある程度読んできたつもりだったが、指導主事になって、読み込みがまだまだだ、と実感。なによりもそれについて話をしたりすることが本当に多くなった。というより、まだあまりわかってない、なんて立場的に言えない。

 

そういうこともあって読み出した。熟読中。ノートにまとめながら読んでいる。すると、色んな研修を受けてると、、

 

 めちゃめちゃ頭に入ってくるんです!

 

 当たり前かもしれないけど、びっくりするくらい「うんうん、そうだったよね」という、心の中のうなづきがハンパない。

 

 色んな書籍を読んだり、学会にも行ってはいるが、それを一旦やめてでもこの一冊を頭に叩き込む方が結局近道だと感じている。

 

先生方、ホントに今回の学者指導要領は読む価値あり。戦後最大の改革が本当に始まると思って読んでみてほしい。私たちと一緒に^_^

 

実行に移しつつある。乞うご期待、と自分に言い聞かせています!

学会報告。

 2日間の学会に行ってきた。全国大会である。

 

さすがに豪華な顔ぶれ。得るものも大きかった。

 

中学校、これから本腰を入れるぞ。山田調査官もすごくアツい想いを締めとして語ってくれた。ああ言う方が中学英語のトップにいてもらっているのはうれしい。

 

菅先生の「これから俗に言う『頭がいい』の定義が変わるような気がする」というインパクトのある言葉を目の当たりにしていきたい。

 

そして仲間たちと日本の英語教育をひっぱっていくぞ^_^

 

 

初任者研修にて。

 私は初任研の担当ではないが、状況によってもちろん業務が入る。

 今回の業務は指導案を作る、というもの。英語と社会、全員で7名。それが自分の担当人数。

 今は単元で指導案を考えるのが基本。しかし、普通の教員でも我が自治体は恥ずかしながらできていないのがほとんど。

 

初任者はもちろん難しい。それはそうだ。でもアドバイスしながら、なるほどなるほど、と納得しながらも思考が止まり、指導案が書けない。

 

学習目標がただの飾りじゃないことが分かったようでした。だからといってすぐできることではないけれど。

 

微笑ましい。初々しい。みんなこれから頑張って。私たちが全力でこれからもサポートするから!

上司のことを我が自治体は上席と呼ぶ

 私はあまり馴染みがなく、非常識なやつと思われるかもしれないが、そう言う言い方が普通になっている。

 企業に勤めていたころは上司、だったのになあ。

 

 ところでその上席と1ヶ月前ほどぶつかった。

色々腹がたつことがたまりたまっていた。諸先輩方からは、行政では絶対に逆らうことはダメ、と言われてた。もちろんそうだ。ただ、やはり自分の器の小ささ、体質は変わらない笑。こいつらほんまおかしいやろ、、と思うことに限界がある。

 

上席に逆らったらさらに上から厳しい指導がなされるとのこと。別にそんなことはいい。最悪現場に飛ばされる、とのこと。別にそれもたいしたことではない。現場に行けば現場のおもしろさがある。多少逆らったくらいでクビにはさすがにならない。

 

嫁には「何歳やねん、みっともない」とあきれられたが笑。幼稚なのはしかたない、認める。

 

ということで中身は省くがあからさまに不満気な態度で接した結果、少し注意されつつもなんか腰が低くなる対応に。

 

それはそれで気持ち悪いが、そうなった。それから今のところ全く同じようなムカつきはなくなった。不思議なくらい。嫁は「来年切られることが決まったからや」と言うていた笑。

 

まあどちらにせよ、こいつはかなりめんどくさいやつだ、ということは認知されたと思う。その通り、私はかなりめんどくさい笑。ヤンキーではなかったが、ヤンキー気質ではある。こいつはクソだ!と思ってしまったらもう素直に聞くことができない。ああ、ただのアホだな笑。

 

でもこの歳ではなおらない!アホはアホなりに頑張ります^_^