指導主事物語 〜教育委員会に身を置いて〜

指導主事 英語教育担当 大変だけどおもしろい

教務主任は、とてもクリエイティブでとても楽しく、しかもラクである「最高の分掌」である

 今、私は教務主任。H28年度に主幹教諭(大阪は、「首席」と言う)になった。その前のH27年度は1年間指導教諭。

 そして校務分掌のキャリアを言うと、12年間特別活動部(9年間委員会指導、3年間生徒会執行部)1年間生徒指導部、1年間教育研究部、1年間は、教育委員会に研究員として勤務。そして今は教務主任。2年目になる。(講師1年間していたが、総合)

 

 この校務分掌を見るとすぐわかるように、私は「特活バタケ」である。教務なんて、校長に頼まれるまで「全く縁のない分掌」だった。でも、今は教務がとてもおもしろい。「教務は学校運営の根幹」「教務主任は学校の要」とか一般的には言われている。

が、私のイメージは、「事務屋さん」「時間割を作る仕事」「公簿関係のチェック」という、生徒と直接関わることのない「スーパーつまらない分掌」だった。結果は?

 

 全く勘違いだった。教務主任の仕事、最高!!めちゃめちゃクリエイティブ。自分が「ここはおかしい」「ここをもっとこうしたら学校全体がよくなる」ということをダイレクトにできる。こんなオイシイ分掌はない。これも今の校長のお陰でもあり、とても感謝している。もちろん、今までも全部おもしろい分掌だったけど、教務主任もとても楽しい。そして何より、教員を15年間してきた中で、「一番ラク」だった。特に今がそう。

 

 職場の後輩たちにもそう言うのだが、「それは絶対ないですわ」と言う。もちろん、全く「ハタケ」が違う教務部に入った前年度はなかなか大変だった。業務をイチから覚えないといけないからだ。でも、1年間すれば、ほとんどマスターできた。たくさんやりたいと思うこと(オーバーに言えば学校改革)もできている。今までやってきた分掌の経験がものすごく生かされてるな、と感じる。ポジティブにいけば、今までの経験があったからものすごく今がラクだと感じるのかもしれない。

 

 教師の労働時間は異常だ、とか一般的に言われる。でも、絶対にそんなことはない。うちの職場は、いわゆる「生徒指導困難校」。今でこそ落ち着いているが、気は抜けない。学力もものすごく課題がある学校である。それでも、「ブラックだ」と言われるような状況ではないはずである。はっきり言うと、教員は生産性とか、時間とか、効率とかを考えずに、ただ漠然と業務をしている人の割合が多すぎるだけだ。そういう意味で、基本的な「働き方」ができていないだけだと思う。学習指導に関する研修も大切ではあるが、社会人としての、いや、教員としての「働き方」の研修をした方がいいと思う。

 机上整理をすることも難しい先生が多いことも課題。「整理整頓の研修」もたくさんした方がいい。恥ずかしいかもしれないけれど。まずは机上に何もない状態にすることができる先生になるだけで、スキルアップすると確信している。

 

 途中から「教員の働き方」に脱線しまったー。今日はこれまで。読んでくださった方、ありがとうございました^^